ebekoです。


「働きアリ」って皆さんは聞いたことありますか?女王アリのためにせっせと食べ物を運んだりするアリのことです。
巣穴から一列になって一生懸命何かを運んでいる姿、小さいころ一度は見たことがあるのではないかと思います。
そしてそれを必死に踏みつぶしていた、残酷な人もいるでしょう。アリの世界には「労働災害」とか「過労死」という言葉がないのをいいことに。

そんな風に働き者の象徴とされるアリですが、100匹いたら全員が働いているわけではないんですよね。
記憶は定かではないですが、2割か3割は仕事をさぼっています
なぜそんなアリがいるのかというと、欠員が出来た時のためなんだそうです。人間につぶされる危険もあれば、他の虫に食べられる危険もあるので、ある程度余裕を持っていなければ女王アリを活かすことが出来なくなるからです。

つまり、さぼっているアリは「働かないという仕事を与えられているに過ぎないのです。
その証拠にさぼっているアリだけ別の箱に移したりすると、その中から7割働くアリが出て、やはり3割くらいがサボるんだそうです。


ちなみにどこかで人間もそういう生き物である、と私は聞いたことがあります。
戦国時代にある武将が、勇敢な者だけを集めた部隊を作ったら、その中から一定数の臆病ものが出てきたというエピソードがあります。
しかし逆に、臆病ものだけの部隊を作ったところ、その中から一定数の勇敢な兵士が出てくるということも分かったそうです。
こうして考えると、全員がオフェンスではチームは成り立たないということなのでしょう。



結局何を言いたいのかと言うと、私は「働かない」という仕事を与えて欲しいということです
「永遠の最終兵器」として、その実力を見せないまま、去っていきたいです。