ebekoです。


前回も書きましたが、今回の地味ハロウィンはメディアの取材も多く、今回の私も「ニコ生デビュー」「地上波デビュー(めざましテレビにて少しだけ)」といった貴重な経験をすることが出来ました。
そして同僚にばれました

しかし、日々人目につかず霞を食べてこそこそと生きている私がここまでスポットライトを浴びたのは初めてだったので嬉しかったです。
ところで霞って何なんでしょうか。教えて下さい。

まあそんなことは置いといて、今回は前回は書けなかった「地味ハロウィンの魅力」について書こうと思います。



・地味ハロの魅力その1  
普段は交流がない人達とふれあえる



学生でも社会人でも、自分とかかわりのないコミュニティに入って行ったりすることってまずありませんよね?
忙しい中で、ゼロから関係を築くのなんか何より手間がかかりますし。
私だって友達欲しいな、と思っても「杉田玄白ファンクラブには絶対入りませんもん



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「二冠をとった人」と「雑すぎる人」の出会い。すごい人とダメな人のコラボ



しかし地味ハロ会場では「地味な仮装をしている」という共通点があるため、結構話が弾んだり、仲良くなることが出来るのです。

でももちろん仕事はみんなバラッバラ。普通のサラリーマンもいるしアイドルもいるし、漫画家もいればライターもいる…と言う風に。
下手すりゃ「きっと会社のお偉いさんだろうな」という人もチラホラ。
でも不思議なことにこの場だとそういうのを気にせず話しかけちゃうから不思議なのです
地味ハロを説明するとしたら、「規模のでっかい異業種交流会」と書くのが一番分かりやすいのではないでしょうか。



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こちらの港区女子もグラビアなどの活動をしている方でした。そりゃキラキラしているわけです



・地味ハロの魅力その2
会場の人が暖かい


会場の人というのは、主催しているカルカルの人やDPZの人のことだけを指すのではありません。地味ハロに参加している全員のことを指します
会場の状況だけでいえば、満員電車並みの混み具合で不快度指数も高いはずなのに、イライラしてる人はいません。

ほとんどの人は「他の人はどんな仮装をしているんだろう」とワクワクしながら来場していますので、非常に居心地のいい空間となっております。
会場では積極的に「いますね!」「着眼点がすごい!」「凝ってますね!」などと褒めまくりましょう。たいていの人は喜んでくれます。また相手も同じく自分を褒めたり笑ってくれるので自分も嬉しくなります。
地味ハロはそんな素敵な場所なのです。

むしろ地味ハロの醍醐味は仮装ではなく、大勢の人から賞賛されるという部分にあるのではないかと私は考えています。現実世界でここまで褒められることなんてまずありませんから。
あとは大島渚・野坂昭如のようにステージ上で殴り合いを始めなければ大丈夫です
ところで冷静に考えると「いますね!」ってどんな褒め言葉だ



・その他の気付き


・仮装の傾向


去年は市役所職員、自宅訪問に来る公務員といった公務員軍団が台頭していましたが、今回は少なかったように感じました。
職業の仮装としてスーツを着ていた方はそこそこいたのですが会社員、保護者、帰れなくなった人、などシチュエーションを付け加える人が多かったです。

シンプルなものは過去やりつくされたという感じも出て来たので、「いるいる系」はこれ以降は一ひねりされたものが主流になるのではないかと考えています

また説明を必要とする仮装が増えたことから、その逆、名札を見なくてもぱっと見で内容が分かるような仮装をやる人もそこそこ増える気がします
私がやった雑すぎる人なんかはそれに近いかと思います。あれくらい誇張すると「デフォルメ系」には入ってしまいますが。


ちなみに「いるいる」をやる場合には「自分という素材の味を理解する(どんな風に見られているか、どんな人に間違えられるか)」を把握しておくと、ターゲットを見つけやすいようです。
これは「卒業式の保護者」様からのアドバイスです。ありがとうございます。
素材の味を活かすって焼き鳥みたいですね。

もちろん「これがやりたい!」という仮装があるのが一番ですが、どうしても仮装するものが見つからない人はこうして見つけるのもありだと思います。
ちなみに一回バズると顔も覚えられ、来年も期待されるようになります。覚悟しておきましょう



・主催側も色々悩んでいる


会場にいらっしゃった方はご存知かと思いますが、今回は人数が予想以上に多くなってしまったため、運営もかなり大変だったようです。入場規制をかけたりしなきゃいけませんでしたから。
前回は「入場規制をするスタッフ」の仮装をしていた方もいましたが、今回はそれが現実となってしまいました。

DPZの安藤さんに「編集部の方も仮装に悩むんじゃないですか?」とお聞きしたところ「少し前からノイローゼ気味です」とのお答えでしたからね。仮装を考えるのにも一苦労しているのです。
実際に安藤さんも、「腎臓」と「あの時助けていただいた鶴」のどちらをやろうか悩んでいらっしゃいましたから
(どういう二択なんだよ)。

もちろんステージで紹介をする司会の二人も相当負担がかかっていました。
林さんも自分の仮装を紹介する暇なんかなかったと思います。それくらい余裕がなかったのです。
そんなわけで「テンポよく紹介進めろ」とか「司会にまで会場の指示仰ぐな」とか責めるのはやめましょう。
そこはゆる~く地味に楽しみましょう。



・次回参加したいと思っている人へのアドバイス


基本的にきちんと工夫した跡が見えれば、みなさん暖かく褒めてくれます。安心して下さい。
しかし、お上品で真面目な方が多いので、会場で下ネタを言うとドン引かれる可能性が高いです。ご注意を

ただ承認欲求が満たされる(何の承認なのかは知りません)空間のため、リピート率は相当高いと思います
「練られた仮装を生で見てみたい!」「あのバズってた人と話してみたい!」と言う方は、来年お時間が出来たらぜひ参加してみて下さい。

「渾身の仮装がかぶるのが怖い…」と言う方、ご安心ください。
今年もいましたが、さらに盛り上がるだけですので問題ございません。「お前もか!」「やるなぁ!」みたいな感じで。

強いて挙げればステージに上がるのであればこだわったポイントや、やろうと思った経緯は簡潔に話せた方が良いですね。



・個人的な反省

・充電器は多めに持って行く。
・序盤から飛ばすと、本体の温度が上がって写真を撮れなくなるので、電源を切ったりするなどして対処する。
・仮装のタイトルも見えるように写真を撮る。
・リアルタイムで写真を上げたほうが反応が大きい。


ところで今回800人以上の仮装を紹介するのに6時間ほどかかったわけなのですが、来年はいったいどうなるんでしょうね。
林さんは「来年はさいたまスーパーアリーナでやります」とか言っていましたが、この増加ペースだとカルカルに収まらなくなることは事実です。
開場丁度にいっても入れない、ってのはやだなあ。