ebekoです。


先日、「騎士団長 島耕作」を読む機会があった。漫画喫茶で面白そうなのを探していたら偶然発見したのだ。ストーリーは、島耕作がなぜか異世界に転生してしまい、かつての上司っぽい人達と共にモンスターを倒したりするという内容。

シリーズには出てこなくなった懐かしいキャラが多く、大泉、福田、中沢などが登場する(説明ではあくまで似ている人であって、別人らしいが)。
前世でも味方だった人物は味方、敵だった人物は敵と分かりやすくなっている。



そしてそれとは別に出てくるのが大町久美子、鈴鴨かつ子等の歴代のマドンナ。こちらは前世の記憶をしっかり持っていて、島をサポートするために頑張ってくれる。

ただしスライム一体の中に、何人ものマドンナの精神が入っているというややこしい設定。でもきちんとマドンナの姿に変身してくれるから、まあよし。

見所は樫村の存在だ。本編では大泉に目をかけられ、五代目社長になる寸前だったが、フィリピンで殺されてしまった。そんな盟友もかつての上司(っぽい人達)と共に登場する。

しかし彼だけは前世の記憶があるようなそぶりなのだ。1巻では詳しく語られないが、樫村はキーパーソンの可能性が大。



そしてもうひとつ気になるのが「島耕作ポイント」というシステムの存在。
なんでも転生後の最初は課長時代までの記憶しかない島だが、マドンナ達はその後島が会長になることまで知っている。

「なんで俺はそこまでの記憶しかないんだ?」と尋ねると、「島耕作という存在が大きすぎるため」というふざけた理論が出てくる。なんでも「こっちの世界でも色々頑張って成長したら、部長以降の記憶も取り戻せるよ」ということらしい。

ただそこで辻褄が合わなくなる部分がある。転生した段階ではそもそも島はまだ部長だったのだ
島にとっては未来のことなのに、マドンナ達は知っているってどういうことだ。部長時代の島にとっては記憶を「取り戻す」も何も、まだ未来のことなのに、となる。

島が既に会長になった世界線に、まだ部長の島が存在していたということか?
ちょっと無理があるな。



まあ新しい切り口だし、落ち着いてしまった島より頑張る島を見るのが好きな人は面白いと思う。
ただ課長~部長までの一連の登場人物や、関係を知らないとあまり楽しめないかも。