ebekoです。


私はいわゆる「ゆるふわ」系の漫画やアニメが好きだ。「みなみけ」「けいおん!」「らき☆すた」とかあのあたり。

まんがタイムきららとかが、そういう漫画の総本山の感じがする。
ヤンマガとかチャンピオンにもあるけど。

オチがなくてもいい。楽しんで読めればそれでいいのだ。日本にはたくさん漫画があるのだから起承転結や熱血バトルを求めているのならば、別の漫画を買えばいい。


なぜ、そんなオチもハラハラの展開もない漫画を求めて読むのか。それは癒されるし安心するからだ
日常で癒されない分を漫画に求めているのだ。





考えても見てほしい。私の世代は、物心ついた時からろくなことがなかった世代だ。
内閣はころころ変わり、景気は良くならない。震災も起きたし。

あと勉強は難しいし、女子にもモテなかった
そういうかわいそうな世代なのだ。



だから漫画の世界にいるときは、それらのことを忘れて楽しみたかったのだ。
バリバリ競争している世界など求めていなかった。

それでたどり着いたのがゆるふわ系だったわけである。


私以外にもそんな人が多くいるからこそ、この類の漫画が今でも根強い人気を誇っているのではないか。最近だと「ギャルと恐竜」とかもそうだろう。

現実は辛い。未来にも希望が持てない。勉強や仕事で疲れて頭を使いたくない(ストーリーや登場人物が複雑だと、読んでて負担になるじゃん)。

そんな人を救うのが、ゆるふわ系なのだ。きっと。




悪役なんて要らない、ケンカなんていらない、バトルなんて要らない。
それが良いのだから。

成長期だった昭和30年代くらいに、ゆるふわ系が現れてたら「何が面白いんだ」って酷評されてたりしたのかなあ。