ebekoです。


小学校時代ドリフにハマり、クラスの友達にも布教していった。ドリフ大爆笑のスペシャルがある人か絶対話題にしてたと思う。翌日は放送されたコントのまねばかりしていた。

なにせお楽しみ会で「ヒゲダンスをやりたい」といったくらいである。やることが30年くらい遅れてる気がする

そして賛同されず「お前だけやれよ」と言われた。一人じゃ出来ねえと諦めた。



当時は人んちに遊びに行って「ドリフのDVD見ようぜ!!」と言っていたくらいだったから、相当迷惑だったと思う。他のみんなはゲームとかしたかっただろうに。

後に「お前が面白いシーンの前に、展開言っちゃうからつまんなかった」とも言われた。
とんでもないことをしていたものである。ギャグの説明することの虚しさったらないもの。




しかし頭が良くて「お笑い通」を名乗っていた友達は私の趣味にも理解をしてくれて、話を合わせてくれたりしていた。おススメしたらその番組も見てくれた。

その友達は「オカマの銭湯」というコントに食いついていた。
志村扮するオカマが番台をやっている銭湯に、いかりやが客としてくるコントだ。

衣服を脱ごうとするいかりやに、志村が喜んだり興奮したりする。



そのコントにカメラ外でいかりやがパンツを脱ぐシーンがあった。
腰にタオルを巻いて浴場に向かうというところなんだけども。

頭が良いその友達と「あれは本当に脱いでるどうか」で議論になった。


私は「映ってないから分かんないじゃん、そもそもタオルを巻く早さからして脱いでない」と訴えたが友達は「おばさん達の笑い声的に絶対脱いでるよ」 とそこそこの議論になった。


でも大人になってあのおばさん達の笑い声は付け足しだと気付いたし、そもそもコントの中でそんなことは割とどうでもいいのだ。重要なのはそのあとのオチだ。なぜ二人ともそこに注目しない。

「自称:お笑い通」と名乗ってたって、子供の着眼点なんてそんなものなのである。





思えばあれが、私が背伸びしていた唯一の部分かもしれない。お笑いに関しての知識と評論。
ドリフこそ笑い基本だから!若手なんて比べ物にならない、何もわかってない」とか言ってたかも。嫌なやつ。