ebekoです。


最近近所で大規模な工事をやっていて、近くを通るとシンナーのにおいがする。
嫌なにおいだし、そもそも嗅ぎ続けるとやばいのだが、私はシンナーのにおいがすると懐かしさを感じる




確か小4の夏休みだろうか。住んでたマンションで大規模な外壁の塗り替え作業が行われることになり、窓一面に足場が組まれ、ビニールも取り付けられた。

なので湿気はこもるわ、シンナーのにおいがするわの最悪の環境だった。子供ながらに「危ないにおいだな」と感じていたくらいだし。よく体調を壊さなかったものである。


しかしそれはそれとして、私は友達とマンションの踊り場でゲームボーイアドバンスを持ってきて遊んでいた。私も友達もカギっ子だったので、そこしか遊ぶ場所がなかったのだ(家に誰か入れるの禁止だった)。

やっていたのは、ポケモンのファイアレッド。通信ケーブルやワイヤレスアダプタを持ち寄ってね。
ひたすらミニゲームで遊んでいた。



夏休みの大半は、だいたいその子と朝公園でラジオ体操をし、その後一緒に学校のプールでたっぷり泳いで、その後に遊ぶという過ごし方だった。

においは最悪なのに、あの時の夏はまぶしかった。毎日が楽しくてしょうがなかった。
まだおばあちゃんも生きていたし、近所の夏祭りにも活気があった。


シンナーのにおいがすると、そんな楽しい夏を思い出す。
あの夏をもう一度体験したい。週二回程度で良いから



なぜ週二回程度かというと、それ以外にも楽しい夏があるからだ。「あの頃に戻ってそのまま死にたい」なんてネタもネットにはあるが、私にとってはダントツではない

親戚一同が集まって焼き肉をやった夏もあるし、好きだった人とデートした夏もあるし。
あとお金があるのは明らかに大学生以降だしね。

個人的には、自分のお金でたっぷり遊んだ夏もなかなかこれに引けを取らないと思う。
結局、大人の方が選べる遊び自体は多いのだから。



なんとかこれから先、「楽しかった夏ランキング1位」を更新したいところである