ebekoです。


「田中首相」と聞くと、多くの人は田中角栄を思い出すだろうが、歴代首相の中にはもうひとり田中がいる。戦前の田中義一だ。

小学校の教師を務めた後、陸軍学校に入り最終的に陸軍大臣になる。
同じく長州出身で陸軍閥の山県有朋、桂太郎、寺内正毅の支持を受けていた。

角栄の方の田中は日中共同声明など、有名な実績があるものの義一の方はどうか。

田中



調べてみると義一は、特に何もできていない。普通選挙移行後だったが治安維持体制を強化したこともあり、国民の政党政治への不信が高まっていたのだ。

そして最終的には、「満州某重大事件」と呼ばれる「張作霖爆殺事件」を天皇にとがめられ、間もなく退陣。そして割とすぐに亡くなっている。天皇からの信頼を失ったことによるストレスが原因ともいわれる。




ただこの二人の田中には、面白い共通点がある。


ひとつは「おらが総理(庶民派総理)」として人気をはせたこと。

角栄は中央工学校卒、義一は下位藩士の出と、どちらもエリートではなかった。そこからのし上がったことが、国民の人気につながったようだ。


もうひとつが、金のバラマキ

角栄のバラマキはまあ、ちょっと角栄を知ってたらわかることだが、義一の方もすごかった。
義一は金に関して大雑把なところがあった。

立憲政友会総裁として挑んだ、第一回普通選挙。義一は候補者に積み上げた札束の中から、適当な厚さんの100円札を掴んではポンポンと投げ与えていたという。

当時白米が10kg3.2円だから、100円でも14万円以上の大金。その束なのだから、1回に1000万円以上を与えていたかもしれない。だったら下手すりゃ角栄よりもひどい


こうして金はもちろんポストの配分でも中立議員を切り崩し、議会を乗り切るという戦法だったようだ。その反面、陸軍機密費を自分のポケットに入れたりもしていたようである。



田中さんは叩き上げで総理になったら、金を駆使する運命なのかもしれない
サンプル数2で語るのもどうかと思うけど。

田中裕二や田中将大が、政治家になって総理の座に近づいたら危ない。
二人ともたっぷり持ってそうだし。