ebekoです。


日本史を習っていると、幕末で江戸城の「無血開城」という単語が出てくる。
勝海舟と西郷隆盛がなんやかんや頑張って、そうなるわけだ。江戸時代の終わり。

ただ本当に無血ですんだんだんだろうか。何せ普通に刀を持っている時代。つまりは暴力ありの時代。
かっとなって殴られるということくらいありそうなものだ。



実は本人たちは無血のつもりでも、将軍の側近と西郷の側近が殴りあっちゃったなんてケースがひとつくらいありそうじゃないか。大きく時代が変わるんだから、それくらいピリピリしない方がおかしい。

でも西郷と勝海舟は後で約束したわけだ。「黙っとこうな」と。
そっちの方が俺たち後世にかっこよく残るぞ、と。



あるいは無血開城が決まった時に、興奮して一人くらい鼻血を出したやつもいるかもしれない。
畳にボタボタと落ちる鼻血。慌てる西郷と勝。「血が出ちゃってるでごわす!」

必死で拭いてもとれず。二人は「これはソースってことにしとけよ!!」と周りに命令。
こうして無血開城という単語はできたのである。




だってそれくらいしなかったら、わざわざ単語として残すほどでもないでしょう。単純に将軍に「暑いんで開けてもらっていいすか」で良いじゃん。開城。