ebekoです。


先日年末の掃除と称して、古いDVDを見直していた。そしたらリアルタイムで見ていた時代の「おかあさんといっしょ(通称:おかいつ)」が見つかった。

通常の放送回でも嬉しいが、なんとコンサートが2本。切れているのを含めれば3本。
ちょうど録画媒体がビデオからDVDに移行した時期でもあり、なかなか今ではレアな映像だと思う。


kodomo



そしたら何かおかいつについて書きたくなった。60周年の記念本を買った時以来に

たまに友達の中に「おかあさんといっしょ見てなかった」という人もいるが、あれはいいもんだぞ、教育番組の最高峰だぞ、と言いたい。



そこでだ。おかいつは長寿番組であり、世代によって慣れ親しんだ人は違うのは当然。
しかしそれを承知の上で、私が好きな歴代のおかいつ出演者を発表したい


あくまで私が好きな出演者なので、お気になさらず。






10位 小野あつこ

現在の歌のお姉さん。特別版などで見ると「なんか落ち着くキャラだなあ」と思う。
たまに番組で寄り目とか見れることがあるのだが、その変顔が可愛い。




9位 いとうまゆ

ゴッチャ!とかズーズーダンスを担当してた身体表現のお姉さん。ただリアルタイムで見ていたわけではないため、そのイメージより、YouTubeで面白い姿を見せてくれる人という印象が強い。

天然なのかどうかは分からないけど、言動が結構面白い。そして意外と目が悪いみたい。




8位 つのだりょうこ

世代の歌のお姉さんでありリアルタイムで見ていた。ピアノが上手かった印象。
個人的には大人びている感じで、ややお母さん感、それか幼稚園の先生感が強かった。

ツイッターではお母さんっぷりが出ているし、YouTubeでは常識人的な役割をしている。




7位 坂田おさむ

就任前から今まで歌を提供し続け、歌のお兄さんも務めたおかいつ会の大御所(そう勝手に読んでいる)。元々はシンガーソングライターで松山千春と同期。

YouTubeにあげられてる動画とかを見ると、トークが面白い。お兄さんになるまでの話とか。
世代ではないものの、「Eテレ三昧」とかによく出てくれるのでそれで好きになった。




6位 秋元杏月

現在の体操のお姉さん。八重歯がかわいい。そして動きも大胆。抽象的にしか言えないのだけど、なんか癒される。上品だけど元気。今までにいなかったタイプの気がする。

そして最近年下なことに気づいた。すごいなぁ。



5位 佐藤弘道

おかあさんといっしょをリアルタイムで見ていた時はずっと弘道お兄さんだった。そのため「体操のお兄さん=弘道お兄さん」というイメージしかない。

SASUKEに出てると、やっぱり一番応援したくなる。もっといろんな番組出てほしい。




4位 上原りさ

最後の身体表現のお姉さん。リアルタイム世代ではないものの、引退後に記念番組やYouTubeなどでよく見るようになった。

「パント!」でのパフォーマンスはもちろん、お酒好きというのもギャップがあって良い。そして笑い方が豪快

近年アニメや漫画を結構見ているというカミングアウトをして話題になった。確かうたプリの熱狂的なファンで、任期の最後の方はそれが心の支えになってたのこと。




3位 速水けんたろう

個人的にはお兄さんというよりお父さんという感じだった(実際に在任当時から子持ちだった)。でもそれがむしろ安心感につながっていた。特に歌声が非常に落ち着く。

しかしその中に爽やかさも兼ね備えており、どんな役をやっても被り物をしても、かっこよさがあふれていた記憶。作った歌も素敵。

ただし「せんたくものだゆう」の歌舞伎メイクには怖くて泣いた



2位 茂森あゆみ 

とにかく美人。私の初恋と言っても良いと思う。歌もうまいし(武蔵野音楽大学出身)、ファミリーコンサートでの演技が良かった。

育ちの良さもあり猫役やお姫様役がぴったり。虫歯やイカのコスプレでも可愛かった
あゆみお姉さんが出ているという理由で、クインテットもそれなりに見ていた。


ただけんたろうお兄さんと比べて、お姉さん引退後は派手な活動はしていないのが残念。もっと活躍が見たいところ。




1位 古今亭志ん輔

私にとっては、お兄さんお姉さんと同格の存在。いや、それ以上だったかもしれない。

「志ん輔です。」で始まる語りのコーナーと、志ん輔ショーでの「ヘビくん・ブタくん」の人形劇が非常に面白かった。毎回ブタくんを応援してたので、最終回で勝てた時は嬉しかった。


またファミリーコンサートにもよく出演しており、キーパーソンを演じていた。
特に志ん輔さんが歌うときのテンションの上がりようはやばかった。普段はそんなのないから。

歌が上手いという訳ではないのだが「イカイカイルカ」や「さんぞくブルース」は味があってよかった。お兄さんでもお姉さんでもないけれど、子供をも引き付ける力があったと思う。



今振り返ると、1999年4月以降のおかあさんといっしょを以前ほど見なくなったのは、人形劇の交代と志ん輔ショーの終了が大きく影響している。それくらいショックだった。

人形劇の交代(正式にはドレミファどーなっつ!とスプーが並行して登場、徐々にスプーがメインになる形だったはず)と歌の兄姉の交代は仕方ないものの、志ん輔ショーが続いていれば……と思う。

幼い私にはこの大きな変化が耐え切れなかった。今からでも何か教育番組を担当してくれないかと思う。





というわけで私の個人的トップは志ん輔さん。お兄さんお姉さんを出し抜いての1位だ。


最初はあゆみお姉さんを1位にしていたのだが、考えていくうちに影響が大きいのはこっちだ、と思い出した。子供のころからメインに食いつかないのが私らしい気もした。

ただどんな出演者も子供たち、そしてそのお父さんお母さんを楽しませるために全力を尽くしていたという点で、畏敬の念を抱くよりほかない。その苦労はどれほどのものだっただろうか



その気持ちを知るには、当事者になるのが一番。今度の交代時期を狙って、歌のお兄さんでも目指してみるか。ただし倍率は600倍と言われるので非常に狭き門だ。

錦鯉のまさのりさんくらい、元気に行かなきゃだめかもしれない。いや、いっそまさのりさんがお兄さんとして登場するのはどうだろうか。もちろん渡辺さんもセットで。


そして全国の子どもが「CRまさのり」を真似するようになればいい。そうして育った子供は歯が8本抜けて、レーズンパンをよく食べるようになるだろう。