ebekoです。


会社を運営するために必要なお金というのは、普通の場合会社からでる。通信費とか旅費交通費とか。
普通は社内の誰かに負担をさせることはないだろう(零細企業だったらそういうこともあるのかもしれないが)。

子どもでも簿記をかじっていれば(かじってなくてもか)、分かりそうなものである。



でも子供の頃の私は、会社で必要になるお金は社長が自腹で払ってると思っていた
シャープペンシルとかコピー用紙代とか。そりゃ会社の主は社長だし。

あとスーパーのクレジットで5%引きとか、30円引きシールとかの料金の負担も。
あれは社長が苦肉の策で行っているのだと。


単純に会社の利益の中から、それらを捻出するという思考にはむすびつかなかった。




「ドリフのギャラは長さんが大半持っていくけど、そこから食事代なんかは出されていた」みたいな話である(そうらしいよ)。だとしたら社長どれだけ金持ちなんだ


「社長、いいんですか!?」「ああ、売り上げのためなら仕方ない……」みたいな会話が秘書と変わらされたり。「じゃあ割引シール負担代、200万円。なくさないようにな

あるいは「5%引きでいつもより大量に売れたけど、俺は2000万も払うのかよ……」みたいな愚痴をこぼす社長。社長も身銭を切って、出血大サービスしてるんだなあ。



まあそんなわけないことは、成長するにつれ薄々感じるようになっていった。
ただ、その光景を想像するとちょっと楽しい。コントみたいで

効率を考えてもそんな面倒なことするわけないんだけど「もしそうだったら」を考えるのは楽しい。
歯医者の椅子は、その日にいない助手が中に入って汗だくで持ち上げてるとか、そういうの。


私だけか、そんなこと考えてるの。