ebekoです。


先日購入した、くりぃむしちゅー上田の本を読んでいる。もともと博識なことは知っていたが、それにしてもここまで幅広くのジャンルに触れているのか、とびっくりした。

熊本の進学校を出て早稲田大学に入っているのだから、もちろん自頭は良いことは確か。だがそれにはとどまらない知識量である。スポーツや歴史はもちろん、ゲームや映画も絡めてくる。

これに旅行や娘とのエピソードトークも入ってくるのだが、どれもハズレなし。なかなか本で笑うことなどないのだが、結構吹き出してしまった。



きっと生き馬の目を抜く芸能界で生きてきた、血と泪の結晶なのだろう。
いやそもそも本人もうんちくを蓄えるために一時期受験の時期より勉強した、とも述べていた。

やっぱり七股してた男は違うなあと思った。




さてこの本の大きな特徴として、上田得意の「たとえツッコミ」が頻繁に入る。

有名なところで言うと「あみんでもそんなに待たねえよ!」とか「ぞろぞろついてきてっけど、これロッキーの撮影じゃないのよ~」とかああいう感じのやつだ。

というかそれに絞った章まで設けられている。上田ファンにはたまらない。



人によってはなんでそんなに分かりにくいツッコミをするのだ、と思う方もいるかもしれないが、これこそが上田の武器の一つでもあり、味でもある。

笑いが起きなさそうな場面でも、笑いの可能性を生み出せるのだ。


本来ボケがなければツッコミは成立しないが、このツッコミは前段階にちょっとしたセルフボケを入れることで、誰もボケていない場所でも発動可能。

これは上田が確立したツッコミと言ってもいいだろう。



もちろんこれは上田の幅広い知識と、状況を組み合わせるセンスの高さがあって成立するものである。
頭の引き出しがたくさんないと、成立させることすら難しい。

私の中では、さまぁ~ず三村の「ポンコツツッコミ(見たまんまをいうだけで、ツッコミにもなっていないツッコミ。指摘が間違っていることすらある)」と並び、大好きな変化球ツッコミである。




思えば教育テレビの「天才ビット君」で、謎の執事シンヤとして登場したのが、私にとっては初めての上田晋也だった。その時は「なんだこいつ」としか思わなかったが。

しかし瞬く間に上田は、笑いの金メダル、リチャードホール、銭形金太郎、世界一受けたい授業、日本の過去問など活躍の場を広げていった。バラエティはもちろん、スポーツから政治まで。


それでいながら「太田と上田」では、爆笑問題太田との巧みなトークも見せてくれる。
「日本一の司会者」「メディア王」なんていじられることもあるが、あながち間違ってはいないと思う。

カバーできる範囲で言えばダウンタウンより広いし(個人的には)、あと10年後、上田は芸能界でも相当上の位置にいるのだろう。ビッグ3もさすがに10年後は80近くなので、第一線にはいない……と思う。




こんな風に、少年時代に駄菓子屋で万引きに失敗した割には、かなりの成長を遂げている上田晋也
これからも悪徳司会者として頑張ってほしい。