ebekoです。


想い出を一つ。

以前の働いていたスーパーで「パワハラ王」と呼ばれている店長がいた。
正しくは、スーパーのグループ内にそういう人物がいるのだ、と聞いた。

もちろん影でのあだ名。
本人に「お疲れ様です、パワハラ王」なんて言ったら、それこそ干される。



それを教えてくれたのは当時の上司。
「あの人と仕事をするのは大変」「めちゃくちゃ責められる」と愚痴を聞かされたことがある。

その上司だけでなく、他の人もきつく当たられていたからきっとそういう影のあだ名がついたのだろう。
ちょっとやそっとじゃ、そんなストレートな名前にならないと思うし。

何店舗もあったらそういう人もいるのだ。
悲しいけどそれが現実だ。このハラスメントに厳しい世の中でも。




しかしそのパワハラ王は、大型店の店長も歴任し結果も出したのか、途中で本社の店舗運営部というところに移っていった。
パワハラだけでなく、結果も出せる人だったのだ。

内示を見た上司はほっとしていた。「本社所属ならば会うことはない」と。
「これで店舗異動も怖くないや」「平和が訪れるぞ」とまで喜んでいた。



さてその店舗運営部は、スーパバイザーという役職が3人いて、その3人で担当エリアの店舗を巡回して指導するという業務があった。
第1エリア担当、第2エリア担当、第3エリア担当、と分かれて。

あろうことかそのパワハラ王、うちの担当エリアになってしまった
元々そうじゃなかったはずなのに、区割りが変わるという偶然が重なり。



上司はうなだれていた。
フラグを立てるからだよ