ebekoです。


私が子供の時「学校が終わったら、家へまっすぐ帰りなさい」と学校で教えられた。
またたとえ休日でも一人行動が厳しく制限されていた。

特に小学校のころなんか「子供一人で店(スーパーや100円ショップ)に入るのもダメ」とまで言われた。図書館とかはギリオーケーだったか。


寄り道すら許されず、買い食いなんてもってのほか。
今考えるとずいぶん縛られていたなあと思う。休日におやつ買いに行くくらい良いじゃん。

まあ私の家は学校から近いうえ、その道のりにコンビニもないのでしたくても出来なかったわけだが。





しかしよく考えると「買い食い」って単語は何なんだ。
意味としては「下校途中に、店でお菓子などを買って食べる」ことなのだろうが、それを字面で何一つ説明できていない

字の通り「買って食う」なら、スーパーやコンビニに行く9割超が「買い食い」してるじゃねえか。
みんな料理の材料や総菜を買って食べるんだから。


「油揚げ」並みに何も説明できていない。
油で何を揚げてるんだっていう。だったら唐揚げもトンカツも油揚げだろ

正しく名付けるなら「寄り食い」とか「帰路食い」だ。
「家に着くまでに食べる」という部分を考えると。



社会人になったら外食や何か買ってから帰る人もいるだろうに、「大人が買い食いしてる」とは言わないのも謎だ。

同僚と嫌な上司の話をする時だって「課長、みんなに内緒でアイス買い食いしてるんだぜ~」とか言ったところで、「良いだろそれくらい……」とドン引かれること間違いなし。


そう考えると買い食いって人生の中でも、期間限定でしか使われないレアな言葉なんだなあ。