ebekoです。
今日は暖かい日でしたね。ずっとこれくらいでもいいのに。


私は「朝活」というものを基本的に信用していない。
私が夜型に近いのもあるが、朝に早く起きて何かに集中できたためしがないからだ。

だいたいもう一度布団にもぐりなおして終わってしまう。
あるいは寝ぼけながら、ソファーに腰かけて寝て終わり

せいぜいやったのはテスト前に「やばい」と思った時くらいのものだ。
まあそんな短時間の勉強では、大した結果を出せなかったのは言うまでもない。


最近になって「朝型人間、夜型人間と言うのは遺伝子で決まっていて、努力で変えることは出来ない」なんて説も出てきたし、誰でも朝が向いているという訳ではないのだ。




しかし10年くらい前から相も変わらず、ビジネス本ではとにかく朝活信仰をしている

ビジネス本は嫌い(読むだけなら面白い)ではないが、どこかで聞いたことのある薄い情報を乗せているだけ、あるいは誇張して書いてあるのもたくさんある。あまり信用ならない。



ある本には「夜3時間かかる仕事は、朝なら30分でできる」とまで書いてあった。 

だったら60分の共通テスト問題、10分で解いてみろと思う
そんなんだったら、朝早く起きてる人みんな大成功してるわ。


それはどういう計算をしたら出てくるデータなのか教えてほしい。
だって6倍の差だもの。圧倒的な成果がないと、信じられないじゃん。




その他にも、「深夜にダラダラとみるバラエティ番組が、朝の満員電車のストレス(早起きしたら空いてる電車に乗れる)より大事ですか」とか書いてあった。

いや、そんなの深夜番組の方が大事に決まってるだろ。それ見て明日の活力を出してるんだから。
別にどの時間に乗ったって、電車ストレスがゼロになるわけではないし。


そんなやつもいると見越したのか、反論として「録画して、休みの日にまとめてみれば良いではないですか」とは書いてあったが、全く分かっていない。

深夜番組はリアルタイムで、疲れた頭を空っぽにして見るのが楽しいのだ
録画してまとめてみたら、楽しさなど半減する。




どうもビジネス本の著者は、初めからビジネスにリソースを割ける(元々仕事にかなりの意欲がある)からそう考えることが出来るのだ、という気がする。


著者紹介見たら「社長」「代表取締役」「最高顧問」なんて書いてあるし。
そりゃそんなリソースを割ける人だったら、起業も出来るし出世して社長にもなるだろうて。

そうじゃない人のことを少しは考えて、もっとゆるめの仕事術を教えてほしい。