ebekoです。


紀伊國屋書店で政治関連の本を買った。表紙を見て面白そうだなと思ったので。
亀井静香の書いた本。





ただサブタイトルに「日本をダメにした101人」とついているが、意外にも徹底的な批判はしていない。政敵に対してもだ。
帯には竹下登への暴言が書いてあるけど。

厳しくてもせいぜい「こいつの考えは甘かった」程度の評価しか書いてない(自民党の闘争史に詳しい人なら、これだけで誰のことを言ってるか分かりそう)。


むしろ「この時は楽しかった」とか書いている。
90年代には暴れん坊だった亀井も、丸くなったということか(まあ今年で86だし)。





この類の本を買ったのは久方ぶりだが、ここまで多くの人について書いてるのは、初めてだ。

党を変えていることもあり、自民党以外にも社会党、民主党(現立憲民主党)、共産党など色々な人についての話が乗っているのは面白い。
「名前聞いたことないな」って人も結構いたし。



ちなみに亀井の当選時期の関係か、大きく取り上げられてるのは一番長老でも福田赳夫。
これが個人的には新鮮で良かった。


近年は田中角栄についての本が多かったため、田中を取り巻いた政治家(池田勇人、佐藤栄作など自民党草創期メンバーや田中軍団)は語られることが多かった。

当時田中に関する書籍はたくさん発売されていたから、何冊か読んだ人なら、「こんな人が側近としていたんだな」というのは覚えると思う。それくらい同じ人が登場する



でもこの本では、それらの本でスポットライトを浴びることのなかった政治家も多く登場する。
現役で活躍している人ももちろんいる。

昭和期の政治家ばっかりに目が行ってた私にとっては、いい勉強になった。




最近図書館にも行ってないから、新しい本を読む機会が減っている。
読書の時間を増やしたいと思う反面、他にもやりたいことがあるのが悩ましい。