ebekoです。


一度だけ寄ったことのある自転車屋が、気づいたらなくなって更地になっていた。
昔ながらの個人商店で、「〇〇自転車商会」って名前だった気がする。


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もう大分前のことなので、いつ寄ったかも正直覚えていない。
多分高校のころだとは思うのだが。近くでパンクして目の前にあったから寄ったような。




よくある、家と作業場が一体化してるようなボロボロの店。作業場の扉が開いてたので自転車をその前まで持ってった。
そしたら、出てきたのはかなりヨボヨボのおじいちゃん。

別に良いかと思ったのが、耳が遠いのか何を言っても全然聞こえてないなんならフガフガしてて言ってることも聞こえない
向こうが「え!?」と言って、こっちも「えっ?」と返す時間がしばらく続いた。


そのうちどこからか奥さんが出てきて、私の言ったことをすごい大声で耳元で復唱しはじめた
向こうが喋ることも教えてくれた。素晴らしい通訳。




そしてやっとパンクを見てもらい始めたところ、奥さんの方が先に「ここ穴開いてんじゃない?」と見つけてた
仕事も奥さんがやればいいのに、と思った。




今となってはいい思い出だ。