ebekoです。


久しぶりに札幌駅に行ったら、ずいぶん寂しくなった部分があった。
地下鉄南北線の改札近く。

それまではタカラレーベンのショールームやダイコクドラッグがあって、看板もあったのだが、


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それらが次々と閉鎖。もっともショールームは結構前に移転してたが。
予備校時代によく通ってたから、寂しい。


↓(数週間前、閉店セール中のダイコクドラッグ)

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そして地上との出入口も封鎖。

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ビルの閉鎖ということは、ダイコクドラッグの経営が芳しくなかったとかではないのだろうか。



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北海道の経済が冷え込んだ原因と言えば、やはり北海道拓殖銀行(たくぎん)の破綻である。
都市銀行の中では最下位であったが、その影響力は小さいものではなかった。

バブル崩壊の影響もあるけど、都市銀最下位だったことに焦って、無理にカブトデコム(建設会社)とかソフィア中村(美容室チェーン)に膨大な出資をしてたのがトドメを刺した感じだ。




株価の上がり下がりの幅もすごい。
最高値が1630円(1990年1月)で、最安値が1円(1997年11月)

戦後まもない1949年でも32円だったのに、それを下回る。
株価が100円を下回ると「クズ株」と呼ばれ、投資対象に適さないとどこかで聞いたが、それどころの話じゃない。

倒産直前に「株価を見ると、実質的に破綻しています」なんてニュースで言われていたが、そんなこと言われなくても分かるだろ。




でももっとすごいのは、その投資先だったカブトデコム。
1990年7月には41400円という超高値になっていたのに、1998年8月の株価は5円

8年で株価が8000分の1になった企業って、他にあるかね。