ebekoです。



以前山崎製パン(ヤマザキ)について、文句を言ってる人がいた。


ヤマザキの創業者である飯島藤十郎は「マツマル製パン」という製パン所で修業をし、コッペパン製造などを皮切りに成長していったのだが、

マツマルの技術をパクってここまで成長しやがって。しかも名前を変えるというマネまでして

とのこと。
……当時パンの勉強するって言ったら、既存の製パン店に行くほかないだろうに。
どこからが「パクリ」なのかも判断難しいし。


当時は食糧管理制度下で、製パン業が厳しく統制されていた。
飯島は理事を務めていた組合でパン製造に関わっていたため「飯島」名義では許可が下りなかった。

そのため未亡人となっていた妹の嫁ぎ先の姓である「山崎」名義で許可を得たという経緯がある。


パン


私は仮に最初は「パクリ」だったとしても、これほどの大企業をひとことで「マツマルのパクリ」は無理があると思う
パン以外にデザートやコンビニ事業も成功させたうえで、現在があるんだし。そりゃ発展途中でグレーなこともしただろうけど。




これは「清水アキラのテープ芸はパクリ」と切り捨てるのと同じことだ。

確かにテープを鼻に貼って研ナオコをしてたのは、清水が元祖ではない
六本木のショーパブにいた、ともちゃんという方がやってらしたそう。

しかしその手法で谷村新司を作り、宇崎竜童をつくり、春日八郎を作ったのは清水であることは間違いない
最初はパクリであれど、そこから先は清水のオリジナルなのだ。


そもそも、研ナオコのまねをする際に鼻の穴を上げるというのはコロッケもやっていた(ものまね王座の番組で)。
コロッケは指で持ち上げる形だったが。


ナオコ

清水が研ナオコのまねをしたのは、この後のこと。



「最初がパクリなんだから全部ダメ!」で片づけるのか「最初こそパクリだった(かも)だけど、もう自分のモノにした」と判断するのか。

後者のほうが、そのジャンルは広がるし成長すると思うんだけどなあ。





しかし途中から、ものまねの話の方に熱が入ってしまったな。