ebekoです。



YouTubeの動画で「バブルが続いた世界線の日本史の教科書」というものがあった。



タイトル通り経済が落ち込まなかったわけで、日経平均株価が10万円になってたり、途中でアメリカを抜いて日本がGDP1位を取り続ける、という世界線になっている。

やはり、こういう「歴史のIF」は面白い。




ただ引っかかるところもあった。
歴代内閣総理大臣のところなのだが、

バブルが続いた世界線


バブルが続いた世界では、総理大臣はこのような順番になった(あと加藤の乱も成功した様子)。

この世界では竹下登と橋本龍太郎は総理になれず終わったようだ
あと鳩山も選挙の功労者である小沢に総理の座を譲り、それにより菅直人や野田佳彦の登場もなくなった。

そして宮澤喜一は何をやらかしたのだろうか



この欄はおまけであって、作者は当時の政界事情まで入念に調べて作ったわけではないと思う。
この動画はそこがメインなわけでもないし。




でも流石にこうはならないだろう。

圧倒的な権力を持っていた竹下を差し置いて、宮澤が安倍から先に指名されることは考えにくいし、村山の後に小泉が来るのは意味が分からない。来るとしても、先に派閥ボスである森だろう。

そもそも大臣も党重役も経験してない人に、推薦人は集まるかどうか。
しかも「郵政民営化」という自民党以外でも理解されてなかったことを声高に叫ぶ人だもの。


加えて、加藤の乱が成功して森を倒して長期政権になったとしたら、森の子分であって小泉側近の安倍晋三に後を託すわけがない
いろいろこの時代が好きなものとしては、「そりゃあ無理だよ」と言いたくなる。


ついでにいうと、安倍晋太郎内閣の官房長官が小渕恵三なのもおかしい
最近でこそ派閥関係なく官房長官が選ばれる例もあるが、基本は総理の派閥と同じところから選ばれるのものである。





ちなみに似たような動画では、田母神俊雄が総理になったり、竹下の後継総理が石原慎太郎になったりしていた
その世界では政界は大きくひっくり返ってるようだ。

ちなみに仮に加藤が総理になったとしても、周りの評判は結構悪かったらしいからあんまり持たないと思う。
最後は「加藤さんを総理にしたい」とまで言っていた野中広務に、乱を鎮圧されるのだから。

多分政治勘ゼロに近いよ