2003年発売の本で、オッペケペ節の川上音二郎から、当時まだ17年目の爆笑問題まで、東西の様々な芸人が紹介されている。
400ページ近くあるから、ちょっとしたお笑い史のテキストといって良い。
中にはタモリと藤村有弘という「インチキ外国語」で売れた2人を比較し、
……インチキ外国語に限って言うなら、レパートリーの広さや流暢さ、声の良さなど、全ての点でタモリは藤村に遠く及ばないということだった。タモリの場合、「四ヶ国語麻雀」のほかにも「北京放送」「中国人のターザン」といった、ネタの設定の面白さ奇抜さに特徴があった……(引用)
と論じているのが良かった。
タモリの芸も十分すごいと思うが、あれよりも質では上を行っていたのが藤村なのだ。
グローバル化してきた現代だと文句をつけられそうだが、個人的には「インチキ〜」の類は好きなので、この路線で新しい人が出てこないだろうか。
もちろん相当センスとスキルが高くないと出来ないだろうが。
……いっそインチキ語を目指すのではなく、数か国語をマスターしてからインチキっぽくする方が早い気もする。
その手順だと「この言語はどこを誇張するとそれっぽい」とか分かるだろうし。
その気になったら、かつて「この人にしかできない」と言われた芸の一つくらい、身に付けられないかなあ。
膨大なデータや機器を駆使してさ。……いっそインチキ語を目指すのではなく、数か国語をマスターしてからインチキっぽくする方が早い気もする。
その手順だと「この言語はどこを誇張するとそれっぽい」とか分かるだろうし。
その気になったら、かつて「この人にしかできない」と言われた芸の一つくらい、身に付けられないかなあ。
古すぎて今や知名度がない芸なら、一般の人は知らないから「新しい芸」に見えるかもしれない。
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