ebekoです。


先日アベマでアニメを見ていたのだが、視聴者(あるいは私)に合わせたのであろうCMが流れた。
それがウェルスナビ(投資のロボアドバイザー)だった。

なんでも「株の値上がり値下がりに一喜一憂……でもウェルスナビなら自動で積み立ててくれる!」という触れ込みだった。



確かに楽ではあるし、リスクを抑えて安定的に増やすには便利だろう。
でも私は反対。だって面白くないじゃん

「一喜一憂する」って、それが醍醐味じゃないか。
上がっても下がっても日々の刺激になる。

安定して成長している株さえ選べれば長期的には儲かる、とどっしり構えていれば、下がろうが買い増しチャンスくらいに思えるだろう。



なにより自分で選んだ株なら、業績やその業界に興味が湧いたり、そこから「もっと将来性のある株はないか」とか思って、研究していくことになるはず。

株の一番の面白さを捨ててしまってる気がするなあ。



こういった宣伝だと「トレードが難しくて/やる時間がなくて……」みたいな文言が入る場合もあるが、そもそも株なんて買って置いとくだけで良い。貯金気分でやるのだ。

トレードは不要。
というかいじったら損するぞ多分。





そんなことを想ってる最中、経済評論家の森永卓郎が亡くなった。

晩年は「投資はギャンブルだ!」「日経平均は2000円まで落ちる!」とかけっこう過激なことを言っていた。

でも紀伊国屋で本を眺めてたら、FX取引指南本の帯コメントを書いていた
そっちのほうがよほどギャンブルだろうが。

というか投資せずに暮らせるならそれに越したことはないが、それじゃ足りないからリスクを背負ってやらざるを得ないんだよ、もう