ebekoです。



昭和の黒幕 100人』という本がある。もう捨ててしまったが。
タイトルの通り、影響力を持ち続けたフィクサーが何人もあげられている。

黒幕100人

ただ「権力はあるけど、フィクサーというほどではないだろ」と人もいる。細木数子とか。
100人にするために無理やり数合わせした、編集者の苦悩がうかがえる



でも有名なフィクサーは大体網羅している。

有名どころで言うと、児玉誉士夫、笹川良一、小佐野賢治、四元義隆。
あと暴力団。田岡一雄あたり。



もちろん政治家も多数。緒方竹虎、大野伴睦、後藤田正晴、野中広務、金丸信。
……途中で失脚した人多いけど。

総理経験者で言うと、岸信介、田中角栄、中曽根康弘、竹下登。
確かに総理辞めた後も、裏で政界をあやつっていたと言われることが多い。






でもこの中で死ぬ前までしっかりと権力と影響力を持ち続けたのって、田中と竹下だけな気が
「死ぬ直前まで党内最大派閥を率いてた」という点で。

岸と中曽根は長老的な扱いではあったものの、総理時代と比べたら力なんて大したものじゃなかったと思う



外国にパイプがあった岸ですら、別に晩年は肩書を持って送り出されたわけではなかった(肩書が有無で国内外での対応が変わる)というし。

権力があるなら中曽根だって小泉純一郎に「高齢なのでもう議員辞めてください」とか、自派の議員に「群馬に帰れ」とか言われるはずがない

たぶん晩年は「ご意見番」「顧問」程度の扱いだったと思う。
結局のところ総理やボスの座から降りたら、もう過去の人ということ。

もう力を持ってないボスなんて、責任とるわけでもないのに外野から口を出すだけで何かを動かせるわけでもない、邪魔な存在だし






『自民党総裁選(小堺昭三)』では、吉田茂から「日本航空の社長に、白洲次郎を充ててくれ」と頼まれたが、子分の池田総理は蹴った(もう他の人に決まってたため)例を出して、

「政界はそんなところ」
「かつての恩人ですら、適当にあしらう」

と書いており、「政治家は残酷、ドライ」というニュアンスを含んでいるように見える。


……政界に限らず、そんなもんじゃないかなあ。