ebekoです。



笑点のメンバーにはかつて「三遊亭小圓遊」という落語家がいた。
ポジションは「キザなお坊ちゃまキャラ」で、歌丸と罵倒合戦を繰り広げていた。

六代目円楽の歌丸イジりも、この人の路線を継いだものと言える。



しかしその最期はなかなかに悲惨。
笑点でのキャラと自分のやる落語とのギャップに悩んでしまい、酒浸りになった。

収録にすら酒の入った状態で来るようになり、周りに「酒と番組、どっちを取るんだ!」と降板を迫られるまでに。
で結局は降板になる前に、倒れて死去。1980年のお話である。





ただもう一人酒で体を壊して、早世してしまった笑点メンバーがいる。
それが初代柳亭小痴楽(二代目春風亭梅橋)

番組の開始時、最初期のメンバーだった。
割とブラックユーモアが得意で、談志が目指してた笑点に合ってたのだと思う。

でも結局は、他メンバーと同じく司会である談志との溝が出来たことにより、降板。
そしてこの人だけはテレ東の別の演芸番組のレギュラーとなったため、笑点に復帰することはなかった



ただ小圓遊と違う点がある。この人は悩んで酒に逃げた、とかじゃなく、元々がアル中タイプ
「俺がいたって治らねえ」と言って、父親の臨終にも立ち会わなかったレベルの

朝から酒を飲んで高座に上がるなどした結果、最終的にテレビ局から干され、所属プロからも解雇という目に。
で糖尿病になって死去。


……一般社会とは異なる落語界とはいえ、「さすがにこんなやつ入れられない」とはならなかったのだろうか。




ちなみに高座を収録したCDの紹介文にも、

梅橋

わざわざ「酒浸りの生活が続いたのちに病に倒れ……」と書いてある。

落語の力量よりも、酒のことを書かれてしまう落語家。
実力はあってもそれがかすむほどの問題児だったのか?