ebekoです。
ものまね王座を観終わりました。
エハラマサヒロが優勝。
予想していた3人は2位(二人)と3位
一番悔しいやつです。
年末ジャンボ宝くじでいえばちょうど番号10ずれてたとかそんな感覚
負け惜しみじゃないけど最初は決勝候補にエハラマサヒロ書いてたんですよ。
ただ書いた後に、「あ、一番に予想してたみはる入れてない!」と気付いて消しちゃったんですよ
意外にも君島遼(もう新人でもないかな)以外の新人はいませんでしたか…。
それにしても二回戦でビューティーこくぶが負けるとは
でもあれはエハラの今まで見た中でもかなり良いネタでしたのでしょうがないとともに、ビューティーにしては「ちょっとだけ違うな…」という感じもありました。
個人的に努力賞を上げたいのはANZEN漫才。
ネタも「いつもはものまねをしない芸人」にしてはかなり出来がよく、いじられ役にもなり、雰囲気も盛り上げ、決勝でも笑わせる。番組に最大級の貢献をしたと思います。
みやぞんは何事にも一生懸命なんでしょうね。
おばたのお兄さんも結構真面目にやっていました。
ただうちの放送局は短縮バージョンなので、ネタの一部や(おそらく)曲前と後のトークがカットされているんですよ。これが納得いきません。
これのせいでこっちでは「コージー冨田前回と全くやるネタ同じ」になってましたから(千昌夫がカット)。
編集次第でこうなっちゃうんですよ。
UHB、タカトシの番組一週間ぐらい我慢してくれ。あと名作プレイバックは必要ない。紅白でやってくれ。
次は細かい感想を。
※今回も辛口+あくまで個人的な感想+細かすぎる分析です。


今回は現役で日テレのグランプリに出ている人は一人も出ず、フジテレビ勢のみの戦いとなりました(細かく言えば日テレのものまねバトル、初期のものまねグランプリに出ていて王座に移ってきた人もいましたが)。
敗者復活戦があるのは予想外でした。
やはり決勝前半でどんなに良いネタをやっても優勝するのは難しそうです(アンミカか誰かも言っていましたが)。
仮に後半だったらみはるは優勝の可能性があったと思います(負け惜しみ)
でもエハラが優勝して良かったと思います。今まであまり結果を残せていなかったので。
今回は王座向けにネタがハマったという感じでした。
おそらく元祖王座に出ていない若手から中堅は「王座での優勝」を特別なものだと考えているのではないでしょうか。
私もフジテレビの王座スタイルが一番好きです。
全てガチンコというわけにはいかないでしょうが、ある程度はスポットライトが色々な人にあたるようになっていると思います。素人や新人含めて。
ものまねグランプリの方が出演者は好きなんですけどね。決勝に上がれるメンバーが固定されすぎです
あと割と一つのネタで人数を求められるから、出演者がネタ切れを起こしやすいのではないかと思います。
加えてパフォーマンス性が重視されるので新人が出てもほぼ勝てません(よほどうまくない限り)。
あと使い捨てが激しいと感じます。上手い新人が優勝しても次の回で一回戦負け、次の回にはもういない…。
正直ものまねバトルの方式に戻してほしいです。司会も研ナオコとヒロミにして
視聴率が良いのはグランプリのほうなんですがね。

個人的にネタの感想と点数をつけていきます(100点満点)。
総評として「なんだこれはひどいぞ!なんで出てるの?」って人はいなかったと思います。
今回は出来が良いなと言う感じ。
プロデューサーが厳しかったのでしょうか(そもそも今もネタ確認をプロデューサーがしてるのか疑問ですが)

栗田貫一のさだまさし、前回もやったが安定して上手い。97点。暁月めぐみの松村和子、もう少しつらぬくような伸びがあったほうがよかった。95点。
そこそこ長い期間松村和子も出演者側だったんですけどね

松下桂子の小泉今日子、得意ネタ。似てるけどインパクトに欠けるかな。96点。みはるの中森明菜、声がやや太いのと高音がちょっと違う。95点。(個人的には松下の勝ち
でもみはるは毎回真剣にやっていることは伝わります。
来年は山田邦子とかやったらどうでしょう。ひょうきん絵描き歌で。

布施辰徳の中西保志、あぁ…これは布施の声だ。ネタが尽きたか? 92点。君島遼一年にやられるものまね番組ではいまだに誰かはやる美空ひばり。でも低音がうまい! 98点。
でも布施のプレッシャーは半端じゃないと思います。ポジションもふざけられる位置にいないし、さらに出演者の中で2番目の古参だから色々ものまねをやる以外のプレッシャーもあるのではないかと思います。

カール北川のいろいろな人。やはり前回のクリカン(ドレミの歌)を追っているんでしょうか。ひとつひとつのクオリティが…見たこともあるしなあ…94点。鈴木麻由の坂本冬美、声の細さが難しかったか。93点。

勝手な分析ですが、今王座での評価されるネタは既に流れが一周して、一人多くても二人をじっくりやるネタになってると思います(一人をじっくりやるひと多数誰かがいろいろな人ネタをやって大量得点出来る人はそ複数人ネタをやるようになり、こちらが多数に。それがしばらく続いて審査員が飽きる→最初に戻る)。
元祖王座も初期は、決勝まででまねする人のメンツはあまり変えずに、その組み合わせを変えたネタが多かったのです(コロッケ、清水アキラ、栗田貫一が中心)。
たとえばコロッケならやる人は「千昌夫、五木ひろし、野口五郎、玉置浩二、森進一、志村けん、島倉千代子、美川憲一+誰か新ネタを一人」が基本で二人ないし三人の組み合わせを変えて出してきていました。
それがしばらく続いた後新ネタが求められるようになり、それから一人ネタ一人かつ新ネタ路線に移って行きました。四天王にとっては十八番のふういんを余儀なくされました(コロッケは千昌夫、清水アキラは森進一、クリカンは近藤真彦あたり)。

坂本彩の今井美樹、上手い。ただ相手が悪いので審査員の印象に残らないのでしょうか。98点。
ダブルネームのはなわ。新しくて誰もやっていない。目の付けどころが良い。ちょっと力が入ったらザキヤマになりそうなところをうまく抑えていました(ダブルネームのアンタッチャブルのものまね好きなんですよ)。100点。

モリナオフミのイエモン、あそこまで怖い顔をしている印象はありませんが歌は安定しているなあ。96点。
小林達矢の星野源、わりと出来てると思うんだけど…審査員にはまだピンとこない人選なんでしょうか。96点。
個人的な考えですが、新人が「80年代や90年代の現在派手な活動をしていないかつ、曲がものすごく歌われているわけでもないアイドルやアーティスト」を出すのは不利だと思います。

misonoの浜崎あゆみ、最初は良かったけど後半は「ちょっとアニメ声っぽいというか甘ったるすぎる」という印象。94点。そういえば倖田と浜崎って仲悪いって聞いた気もしますが。
ビューティーこくぶ、杉山清貴じゃなくてカルロストシキのほうか。動きがうるさいものの(目の付けどころが良いので加点)声は似ていた。これより本人はもっと吐息っぽいという感じもしましたがすごい出来。
ビューティーくらいになったらさっきあげたアーティストを出しても「こんな感じなんだろう」って雰囲気になるし、楽しめます。本人にも興味を持ってもらえるのもいいことなのでなのではと思います。99点。

春風みずほのTRF、似てはいるけどやはり新人がこの辺をやるのは不利か。96点。
エハラマサヒロ、歌ももちろんですがダンス頑張っていますね。パフォーマンス攻めできました。今回は何か気合いが違ったように思います。98点。

山本高広のクレイジーケンバンド、上手いんだけどやはり王座の見せ方には合ってないなあと感じる。ものすごく笑えるかと言われるとそうでもないし…「原口、ホリ、ミラクル」と3人で活動していることもあるようですがこの中だとひとつ格が落ちる気がします。見せ方もクオリティも。マチャアキのコメント(ギャグをいれずに聞かせてほしかった)にうなづいた。94点。
コージー冨田とあしべ、コロッケとクリカンのものまね。あしべの素のクリカンがとても似ている!郷ひろみのしかたもそっくり。コージーの「コロッケがやるものまね」はもう少しだな。昔ながらのファンにはたまらない、クリカンがグーで負ける、ジャンケン弱いというネタもはさみつつ。99点。

シュネルの平井堅、似ていました。今まで平井堅をやる人そこそこいましたがトップクラスかと(それか民秋)。97点。
ミラクルひかるのAI、わかりやすくて安定したところできました。デフォルメっぽいけどリアルだったりします。99点。

岡井千聖のSHOW-YA、頑張ってはいるけどもっとハスキーですかね。95点。
おばたのお兄さんの森山直太郎、似てるし練習したんでしょうね。96点。
この二人の評価はそれくらいしか書けません、すみません。
個人的には王座でハスキーボイスやるのはのどが潰れるし、かといって評価されるわけでもないので得策でないような気がします

キンタロー。の荻野目、わりと特徴つかんでるけどふざけると評価されないタイプなのかも。あとさっきの例に当てはまってわかりにくいか。95点。
ANZEN漫才の米米、みやぞんが意外なクオリティに仕上げてきました。そりゃビューティーとかのほうがうまいに決まっていますがここまで作ってきたのは立派。98点。

ここから二回戦。

クリカンの吉幾三、「今の吉幾三」をやっている感じですが、見せ方をガラッと変えてごまかしたような気もします。ささやくようなところとか。クリカンはあまり声をしゃがれさせたりできないのが弱点でしょうか。個人的にはコロッケやノブがやるしゃがれ声の吉幾三のほうが近いんじゃないかと。96点。
みはるの天童よしみ、本人はもっと声が細くて突き抜ける感じです。似てるのは顔だけでした。92点。
マチャアキが言う、「事実の決勝戦」って真面目な歌対決でコメントに困った時に言っている気がします。
そういえば鶴太郎いませんでしたね。

君島遼の八代亜紀、男性でここまで細かい八代亜紀を出来るのはすごい。どちらかというとのどを結構閉めた感じの、今の八代亜紀ですね。100点。
カール北川の尾崎豊、前も見たと思いますが声は前より似ていました。ただ尾崎はやりつくされた感があります。96点。

ダブルネームのRADWINPS、流行りのネタを出してきました。本人はもっと声が若々しいと思いますがそこはどうにもならないでしょう。カオルは若く見えますがもう40になるんですから。97点。
モリナオフミのDEEN、ねちっこさが少し多いと思いますが似ています。まだ34なんですね。それにしては貫禄がありませんか?97点。

ビューティーの平井堅、ネタがかぶった上にクオリティを超えられなかったのが残念。94点。
エハラの清志郎・矢野顕子はすごかった。それぞれ単体では見た記憶がありますが見せ方がとにかくうまい。100点。

コージー冨田とあしべのとんねるず、ここまで木梨を出来た人は今までいなかったと思います。石橋も安定していました。100点。
ミラクルの工藤静香。似てるし面白いけど前回のインパクトは超えられない。98点(個人的にコージー・あしべの勝ち)。

おばたのお兄さんのワンオク。分かりにくくて審査員にはちと厳しいネタか。似てるかどうかよりも「なんでそれ選んだ」を攻められてたような気がします。94点。
ANZEN漫才の海援隊、これまた結構なクオリティ。少し声がこもり気味かとも思いますが十分。97点。

どうやら復活王座では使用曲の知名度はあまり重視されず、分かりやすい人であれば問題ないという感じっぽいです。元祖のほうだと曲がメジャーじゃないと点数が意外に低かったりしました。

ここから決勝。

敗者復活で上がったみはる、中島みゆき。なんかいつもと気迫が違った、選曲も良かった。これで後半に残れてたら分からなかったのではないでしょうか。100点(個人的に優勝)。

クリカン、八代亜紀。昔からやっていた「かきくけこ、なにぬねの」を挟んだネタ。永谷園がスポンサーだと後半が「しみじみ飲めば~しじみ汁~♪ 豆腐とおあげの豆腐汁~♪」になるんですよね。
でも君島遼のほうが上手かった。97点。
ところでそろそろ男性が女性物で八代亜紀をやるのはよした方が良いと思います。多すぎます。
女性が中島みゆきやるのもいったん止めましょう。個人的に飽和状態です。

さんざんクリカンをボコボコに言ってきましたが、発明したネタは多いんですよ
男性で初めて八代亜紀を本格的にやったり、石原裕次郎やクリスタルキング、細川たかしなどの「ものまねのしかた」を作ったことは間違いありません。ただ地声が出てしまうことが多いのが弱点なのです。
やりつくされた「森進一、五木ひろし」なども四天王の中では一番声が似ていました。
また王座末期から紅白初期にかけては、流行りものや若い人のものまねも頑張っていました。途中でやめてしまいましたが(コロッケはそれを続けて、今ではGLAY、川村隆一などを定番の持ちネタにしています)。
ただ当時より曲を簡単に聴ける環境もできていますし、後輩のほうが番組を見てきてコツをつかめますからね。
ただ今でもきれいな高音を出せるのは大きいと思います。でも今若い人やったらネットでめちゃくちゃ叩かれると思います。
ところで復活王座で一時期クリカンと戦った相手がほぼ次の回に出ないという現象が続いていたのですが、何らかの圧があるんでしょうか(なんか本当に触れちゃいけなさそう)。

ANZEN漫才は谷村新司と加山雄三のサライ。みやぞんは清水アキラのテープ芸も使って。サライは清水アキラが体を分けてやるパターンくらいしか見たことがありませんでしたが、まったく新しい形ですね。「似ているのに歌が下手(絶妙に)」という。みやぞんの谷村もここにきて少しクオリティが…と思ったらあらぽんで大笑い。そして重要な最後のサビで二人とも歌えず出演者爆笑(特にきくちゃんとみはるが大笑いしてました)。
個人的にはみはると別ベクトルで100点をあげたいですけど、心を鬼にして90点。

ダブルネームはサイモン&ガーファンクル。ビジーフォーや狩人がやっていましたがやはりこの辺の洋楽は今やるには厳しい気がします(そもそも洋楽自体似せるのには限度があってパフォーマンスを入れないときつい気が…)。どうも選ぶネタのせいで評価が厳しくなっている感じ。そして大御所(小倉、堺)のコメントで他の人の点数も下がってしまう感じですね。本物はもっと声に透明感があります。94点。

君島遼の小林幸子、安定してますね。高音が特に似てる。ただ前回の千本桜と比べるとインパクトは薄かった。変に女性縛りできつくなっている気もします。でも他の人にない武器ですもんね。97点。

ミラクルのCHARA、似てる。またミラクルは選曲で今まで選ばれたことがないのを持ってくることが多いですね。ちょっと気を抜いたらYOUになりそうなところを抑え、きちんと聞かせてくれました。99点。

トリはエハラのポルノグラフィティ。正直なところ似ているかと言えば微妙です。本物はやや鼻声ながらもとがったような声です。もし今回のような勢いのある条件でなければ並みの点数で終わっていたと思います
ただ優勝したいという執念はとにかく感じました。最後のダンスも含めて。点を稼ぎたかったのでしょう。95点。
この結果に不満な方も多そうですが、ものまね王座には昔から「優勝してない人、いまいち恵まれてなかった人にスポットライトを当ててあげる」という文化が残ってると思います。司会もそういう人を応援するのです。
それが伝統なのです。
友近の優勝には全く納得していませんが(全部素の友近の声にしか聞こえませんでした)


予想結果と答えを比べると

ビューティーが決勝まで行く ×
クリカンが一回戦負け ×
布施辰徳一回戦突破 ×
カール一回戦突破 ○
松下桂子一回戦負け ○
コージーあしべ一回戦突破 ○
決勝進出者のうち3人的中 △
優勝予想者が2位と3位 △

といった感じでした。
まあトーナメントが分からない状態で予想したにしては割と当たったなあと言う感じでした。
来年も楽しみです。



ものまね芸人にはしゃべり中心タイプと歌中心タイプがいます。
どちらかというとフジテレビだと歌が重視され、日テレだとしゃべりが重視されると思います。
西尾夕紀とかフジテレビに来たら優勝すると思うんですがね。
日テレでも賞をもらったりしているのですがあまり扱いは良くないように感じます。
元祖王座のこととか書きましたが私は平成生まれです