ebekoです。
ちょっと前に「コロッケのまんま」というスナック菓子があったので買ってみました。
グミが入ってるような小さい袋に入っていて内容量も少ないのですが、味はコロッケそのものでした。
ただ量にしては少し割高だったのです(150円くらい)。
でもおいしかったので、どうにかもっと手軽にこの味を楽しめないかなとしばらく悩んでいました。
スーパーの総菜のコロッケを買えば良いということに気付くのに三日かかりました。
さて、これまでに猫とうさぎという可愛い動物とふれあえる場所を探して遊びに行ってきました。
最初は「適当にやったことないことしたい」という思いで始めたのですが(私がインドアなだけ?)貴重な体験となりました。
可愛いもので「猫、うさぎ」ときたら次に来るのは決まってますよね?
そう、もちろんメイドですよね。
カフェシリーズ第3弾はメイドです。
念のため説明しますと、「メイド喫茶」とはメイドのコスプレ(仮装)をした女性が店員の飲食店のことです。
そのコスプレにより願望や欲求が満たされる人がいるのです。
一種のテーマパークとも言えるでしょう。
ところで皆さんがメイドカフェに持つイメージってなんでしょうか。
チェックのシャツをズボンにインしてバンダナを巻いて、アニメキャラのポスターを入れたリュックを背負った男たちが「○○ちゃん萌え~!!ハァハァ///」と言っている「アニメ・アイドルなどのオタク」が集まっている場所だと思ってませんか?
そんなステレオタイプなオタクはいません。テレビの切り取り方とかを真に受けすぎです。
ベンツで会社に来て葉巻を吸っている、社員を「チミ」と呼ぶ大企業の社長見たことありますか。それと同じです。
そんなのは「社長シリーズ」の森繁久彌くらいです。
いや、良く考えたら森繁もそこまではやってません。
昔と比べると、オタクでない女性や学生だってアニメを見ています(種類が多様化していますので)。
こういった店にも会社員などの普通の人が来ます。
そして仕事の悩みを聞いてもらっているのです。
つまりメイドカフェって案外変じゃないよってことを言いたいのです。
この記事でどんな場所だったのかを伝えたいと思います。
※店内の撮影は基本禁止だったので、料理と店外の写真しかありません。
やってきたのは札幌のメイドカフェ、アンククレスト。
現役のメイドさんがオーナーのメイドカフェです。
最初にドアを開けるときは勇気がいりました。
いきなり「おかえりなさいませぇ~ご主人さまぁ(ハート)、ずっと待ってたんだからぁ!もう!」とか言われたらどう対応したらいいか分からなかったからです。
でもここまで来たんだから…ええい!ままよ!
ガチャ
メイド「あ、おかえりなさいませ~。初めての方ですか?お好きな席にどうぞ、システムを説明いたしますので…」
めちゃくちゃ丁寧でした。良かった。
店内にはカウンターが2列設けられていて、メイドとの会話を楽しめるようになっています。
またカウンター上の棚には大量のフィギュア(けいおん、ラブライブなど)が並んでいました。
これらは常連さんが持ってくるというのだからすごいですね。
席に案内された後は合計500円以上の飲食物を頼むこと、メイドからは経過時間のお知らせはしないことなどの説明を受けました。
平日にはお得なセットメニューがあったり、日替わりの料理やケーキもあります。
この時期は豚汁やおでんが出てくるので温まるのにもぴったり。
他にもプロフィール表というのもあり、メイドに話しかけやすいような工夫もされていました。初心者にやさしいお店です。
初めて行った日は会社帰りの方が先にいたくらいで、そんなに混んでいなかったのでメイドとの会話を十分に楽しむことが出来ました。
メイド「メイドカフェは初めてですか?」
私「はい、そうです」
メイド「何か来ようと思ったきっかけはあるんですか?」
私「う~ん…強いて言えば『行ったことのない所に行ってみたかった』ってくらいですね」
ここまでの会話でお分かりになると思いますが、メイドさんがとても自然体なのです。というか普通の若い女性。
「店内に独特の世界が作られていて、それに合わせなければならない」ということはないのです。
もっと言うとたいしてメイドと喋らず、雰囲気だけ楽しんで帰る方もいるそうです。
なのでよほど女性と話すのが苦手、という人でない限り大丈夫ではないかと思います。
「アニメの知識とか必要なんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、メイドの中にはアニメやアイドルに詳しくない人もいます。プロレスが好きな人もいます。
また「なんてお呼びします?」と聞かれますがご主人様とかで問題ありません。
というかほぼ名前で呼ばれません。
しばらくすると頼んだアイスコーヒーが運ばれてきました。
これには「愛をこめる」サービスが付いています。
手でハートの形を作りながら、一緒においしくなるように願いを込めるのです。
このように要所要所でメイドカフェらしいこともします。
それが終わったらすぐ自然体に戻りますけどね。
そうしてるうちにケーキも運ばれてきました。
上がピスタチオのケーキで、下がパンケーキです。
チョコレートで絵が描かれているのはメイドカフェっぽいですね。
その一方で隣のサラリーマンは黙って焼酎を飲んでいました。
「いや、私みたいな人もいるだろ」とまわりを見まわしましたが、大半がスーツを着てつまみを食べながらお酒を飲んでいる人ばかり。
私は子供でした。
そのあとは、またメイドと話していました。
メイド「文系科目が得意で日本史が好きですね、ただ今は卒論がやばくて…」
メイド「寝巻でかわいいのが分かんないんですよね~、いつもはTシャツとジャージなんで…」
メイド「前にやってたコンビニのバイト辛かったですね~。酔っ払いに絡まれたり…」
ここまでメイド感ゼロだとすがすがしいですね。
ところでこのお店は金曜日と土曜日、祝日の前日は深夜3時までやっているんです。終電には間に合いませんし、近くに駐車場もありません。まさか漫画喫茶に泊るわけにもいかないですよね。
「その場合どうするんですか?」と聞いたら「タクシーで帰ります」と言っていました。リアル。
「ご主人様がみんな帰ったら、イチゴの馬車に乗って帰るんですぅ~」とかそんな言葉は一切出てきませんでした。
他にも「タイヤ交換のタイミング見失って、バルコニーにタイヤ置いたまんま」とか言ってました。
ちなみにここではそれとなく年齢を聞いても大丈夫でした(プロフィールに書いてたりもする)。
この辺になってやっと緊張が解けてきた私は、紅茶を頼みました。
なんでも紅茶を頼むと一つお願いをかなえてくれるそうです。
私「どんなお願いだったら良いんですか?」
メイド「かわいく入れるとか…あとものまねとかリクエストされることもありますね」
私「そんなのを頼む人もいるんですね。でも誰をやってもらったら…」
メイド「誰でもいいですよ!」
私「じゃあ森進一で」
ものまねですからね。やりやすい人を選びました。
そして「こんばんは…森進一です…」と言いながら紅茶を注いでもらいました。
やりにくそうだったので、失敗しましたかもしれません。
黒柳徹子あたりを選ぶんだったと後悔しました。
しばらくしてそのメイドさんは「魔法が解けます」と言って、去って行きました。
とはいっても挨拶とか着替えがあるので、簡単には解けないようです。
ここまでの雰囲気で少し踏み込んだことを聞いてもいいかなと思ったので、そのあともいろいろ質問しました。
そしたらメイドの色々な世界が見えてきました。
行ってみようかなと思った方は参考にしてみるのもいいと思います。
「ここは東京の多くの店とはシステムが違う(東京はテーブルに案内されてメイドと喋ることは難しい)」
東京の店では一時間で強制退出というのもあるようです。
その際は「ご主人様は忙しいのでもうお出かけの時間です~」と言われるようです。
追い出されてるじゃん。
「アイドルが好きで来る人もいれば、アニメが好きで来る人もいる」
むしろ二次元(アニメ)が好きな人は来ないことも多いそうです。ここは三次元なので。
「メイドカフェでもキャラをしっかりつくるところと、自然体のところに分かれる」
ここは後者ですね。
前者だと年齢を聞いても「永遠の十七歳です」みたいな答えが帰ってきます。
「電話番号などを聞くのは厳禁」
これはどこでも当てはまります。あまりにしつこいと出禁になることもあるのでご注意を。
「触るのは基本的にダメ」
これは店によってokの基準が分かれるそうです。
ここでは手でハートを作る、握手をするまでは大丈夫です。
「思われてるほどきれいな世界じゃない」
…掘り下げるのはやめておきましょう。
こういった話はやはり直接行ってみないと聞けません。
メイド喫茶で働くことになった経緯や将来への不安…そんなことも聞けたりします。
自分とは違う世界をのぞける…メイドカフェはそんな場所だと思いました。
その他に個人的に感じたことは、
「常連にはおかえりなさいの言い方が素」
「混んでくると水を注いで回るのにいそがしそう」
「メイドが忙しくて話せなくなったら隣の席の人と談笑するのもあり(案外盛り上がることも)」
「忙しい時間に注文するとなかなか出てこなくて料金だけ増えて行くので注意」
…などですかね。
もし体験したいなら開店時間くらいのすいてる時間に行って帰るのが得策だと思います。
皆さんも一度アンククレストに行って会話と雰囲気を楽しむことをお勧めします。
案外面白い話が聞けるかもしれませんよ。
記念にポラロイド写真を撮るのも楽しいですよ。
二人でハートの形を作りました。
親指が立ってるのは癖です。
ちょっと前に「コロッケのまんま」というスナック菓子があったので買ってみました。
グミが入ってるような小さい袋に入っていて内容量も少ないのですが、味はコロッケそのものでした。
ただ量にしては少し割高だったのです(150円くらい)。
でもおいしかったので、どうにかもっと手軽にこの味を楽しめないかなとしばらく悩んでいました。
スーパーの総菜のコロッケを買えば良いということに気付くのに三日かかりました。
さて、これまでに猫とうさぎという可愛い動物とふれあえる場所を探して遊びに行ってきました。
最初は「適当にやったことないことしたい」という思いで始めたのですが(私がインドアなだけ?)貴重な体験となりました。
可愛いもので「猫、うさぎ」ときたら次に来るのは決まってますよね?
そう、もちろんメイドですよね。
カフェシリーズ第3弾はメイドです。
念のため説明しますと、「メイド喫茶」とはメイドのコスプレ(仮装)をした女性が店員の飲食店のことです。
そのコスプレにより願望や欲求が満たされる人がいるのです。
一種のテーマパークとも言えるでしょう。
ところで皆さんがメイドカフェに持つイメージってなんでしょうか。
チェックのシャツをズボンにインしてバンダナを巻いて、アニメキャラのポスターを入れたリュックを背負った男たちが「○○ちゃん萌え~!!ハァハァ///」と言っている「アニメ・アイドルなどのオタク」が集まっている場所だと思ってませんか?
そんなステレオタイプなオタクはいません。テレビの切り取り方とかを真に受けすぎです。
ベンツで会社に来て葉巻を吸っている、社員を「チミ」と呼ぶ大企業の社長見たことありますか。それと同じです。
そんなのは「社長シリーズ」の森繁久彌くらいです。
いや、良く考えたら森繁もそこまではやってません。
昔と比べると、オタクでない女性や学生だってアニメを見ています(種類が多様化していますので)。
こういった店にも会社員などの普通の人が来ます。
そして仕事の悩みを聞いてもらっているのです。
つまりメイドカフェって案外変じゃないよってことを言いたいのです。
この記事でどんな場所だったのかを伝えたいと思います。
※店内の撮影は基本禁止だったので、料理と店外の写真しかありません。
やってきたのは札幌のメイドカフェ、アンククレスト。
現役のメイドさんがオーナーのメイドカフェです。
最初にドアを開けるときは勇気がいりました。
いきなり「おかえりなさいませぇ~ご主人さまぁ(ハート)、ずっと待ってたんだからぁ!もう!」とか言われたらどう対応したらいいか分からなかったからです。
でもここまで来たんだから…ええい!ままよ!
ガチャ
メイド「あ、おかえりなさいませ~。初めての方ですか?お好きな席にどうぞ、システムを説明いたしますので…」
めちゃくちゃ丁寧でした。良かった。
店内にはカウンターが2列設けられていて、メイドとの会話を楽しめるようになっています。
またカウンター上の棚には大量のフィギュア(けいおん、ラブライブなど)が並んでいました。
これらは常連さんが持ってくるというのだからすごいですね。
席に案内された後は合計500円以上の飲食物を頼むこと、メイドからは経過時間のお知らせはしないことなどの説明を受けました。
平日にはお得なセットメニューがあったり、日替わりの料理やケーキもあります。
この時期は豚汁やおでんが出てくるので温まるのにもぴったり。
他にもプロフィール表というのもあり、メイドに話しかけやすいような工夫もされていました。初心者にやさしいお店です。
初めて行った日は会社帰りの方が先にいたくらいで、そんなに混んでいなかったのでメイドとの会話を十分に楽しむことが出来ました。
メイド「メイドカフェは初めてですか?」
私「はい、そうです」
メイド「何か来ようと思ったきっかけはあるんですか?」
私「う~ん…強いて言えば『行ったことのない所に行ってみたかった』ってくらいですね」
ここまでの会話でお分かりになると思いますが、メイドさんがとても自然体なのです。というか普通の若い女性。
「店内に独特の世界が作られていて、それに合わせなければならない」ということはないのです。
もっと言うとたいしてメイドと喋らず、雰囲気だけ楽しんで帰る方もいるそうです。
なのでよほど女性と話すのが苦手、という人でない限り大丈夫ではないかと思います。
「アニメの知識とか必要なんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、メイドの中にはアニメやアイドルに詳しくない人もいます。プロレスが好きな人もいます。
また「なんてお呼びします?」と聞かれますがご主人様とかで問題ありません。
というかほぼ名前で呼ばれません。
しばらくすると頼んだアイスコーヒーが運ばれてきました。
これには「愛をこめる」サービスが付いています。
手でハートの形を作りながら、一緒においしくなるように願いを込めるのです。
このように要所要所でメイドカフェらしいこともします。
それが終わったらすぐ自然体に戻りますけどね。
そうしてるうちにケーキも運ばれてきました。
上がピスタチオのケーキで、下がパンケーキです。
チョコレートで絵が描かれているのはメイドカフェっぽいですね。
その一方で隣のサラリーマンは黙って焼酎を飲んでいました。
「いや、私みたいな人もいるだろ」とまわりを見まわしましたが、大半がスーツを着てつまみを食べながらお酒を飲んでいる人ばかり。
私は子供でした。
そのあとは、またメイドと話していました。
メイド「文系科目が得意で日本史が好きですね、ただ今は卒論がやばくて…」
メイド「寝巻でかわいいのが分かんないんですよね~、いつもはTシャツとジャージなんで…」
メイド「前にやってたコンビニのバイト辛かったですね~。酔っ払いに絡まれたり…」
ここまでメイド感ゼロだとすがすがしいですね。
ところでこのお店は金曜日と土曜日、祝日の前日は深夜3時までやっているんです。終電には間に合いませんし、近くに駐車場もありません。まさか漫画喫茶に泊るわけにもいかないですよね。
「その場合どうするんですか?」と聞いたら「タクシーで帰ります」と言っていました。リアル。
「ご主人様がみんな帰ったら、イチゴの馬車に乗って帰るんですぅ~」とかそんな言葉は一切出てきませんでした。
他にも「タイヤ交換のタイミング見失って、バルコニーにタイヤ置いたまんま」とか言ってました。
ちなみにここではそれとなく年齢を聞いても大丈夫でした(プロフィールに書いてたりもする)。
この辺になってやっと緊張が解けてきた私は、紅茶を頼みました。
なんでも紅茶を頼むと一つお願いをかなえてくれるそうです。
私「どんなお願いだったら良いんですか?」
メイド「かわいく入れるとか…あとものまねとかリクエストされることもありますね」
私「そんなのを頼む人もいるんですね。でも誰をやってもらったら…」
メイド「誰でもいいですよ!」
私「じゃあ森進一で」
ものまねですからね。やりやすい人を選びました。
そして「こんばんは…森進一です…」と言いながら紅茶を注いでもらいました。
やりにくそうだったので、失敗しましたかもしれません。
黒柳徹子あたりを選ぶんだったと後悔しました。
しばらくしてそのメイドさんは「魔法が解けます」と言って、去って行きました。
とはいっても挨拶とか着替えがあるので、簡単には解けないようです。
ここまでの雰囲気で少し踏み込んだことを聞いてもいいかなと思ったので、そのあともいろいろ質問しました。
そしたらメイドの色々な世界が見えてきました。
行ってみようかなと思った方は参考にしてみるのもいいと思います。
「ここは東京の多くの店とはシステムが違う(東京はテーブルに案内されてメイドと喋ることは難しい)」
東京の店では一時間で強制退出というのもあるようです。
その際は「ご主人様は忙しいのでもうお出かけの時間です~」と言われるようです。
追い出されてるじゃん。
「アイドルが好きで来る人もいれば、アニメが好きで来る人もいる」
むしろ二次元(アニメ)が好きな人は来ないことも多いそうです。ここは三次元なので。
「メイドカフェでもキャラをしっかりつくるところと、自然体のところに分かれる」
ここは後者ですね。
前者だと年齢を聞いても「永遠の十七歳です」みたいな答えが帰ってきます。
「電話番号などを聞くのは厳禁」
これはどこでも当てはまります。あまりにしつこいと出禁になることもあるのでご注意を。
「触るのは基本的にダメ」
これは店によってokの基準が分かれるそうです。
ここでは手でハートを作る、握手をするまでは大丈夫です。
「思われてるほどきれいな世界じゃない」
…掘り下げるのはやめておきましょう。
こういった話はやはり直接行ってみないと聞けません。
メイド喫茶で働くことになった経緯や将来への不安…そんなことも聞けたりします。
自分とは違う世界をのぞける…メイドカフェはそんな場所だと思いました。
その他に個人的に感じたことは、
「常連にはおかえりなさいの言い方が素」
「混んでくると水を注いで回るのにいそがしそう」
「メイドが忙しくて話せなくなったら隣の席の人と談笑するのもあり(案外盛り上がることも)」
「忙しい時間に注文するとなかなか出てこなくて料金だけ増えて行くので注意」
…などですかね。
もし体験したいなら開店時間くらいのすいてる時間に行って帰るのが得策だと思います。
皆さんも一度アンククレストに行って会話と雰囲気を楽しむことをお勧めします。
案外面白い話が聞けるかもしれませんよ。
記念にポラロイド写真を撮るのも楽しいですよ。
二人でハートの形を作りました。
親指が立ってるのは癖です。
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