ebekoです。
泥酔してるヨッピーさんのツイートをリツイートしたところ、リプライをもらってうれしい限りです。
ただ自分でも「なんで40のおっさんに夢中になっているのか」は良く分かりません。
ライターさんがここまで脚光を浴びるってこともあまりないでしょうし。
よく考えたら「会いに行けて、話したり握手できる点」でいえばAKBとかと同じですね
いや、AKB以上ですね。AKBのメンバーの股間鷲掴みにしたら逮捕されますもん
でも色々な記事を書いているトップライターと「銭湯と飲み会に行って話が出来る」が3000円くらいで済むんですから相当安いもんだと思いますけどね(近くの人は)。
ただ念のため言っておきます、トップライターと言うことを除けばクレイジーなおっさんです自分でポロリとかしやがるし


さて私は今日ブックオフに本を売りに行ってきました。全て漫画ですが。
売ったのは確か「信長の忍びシリーズ」「おじさんとマシュマロ」「巴マミの平凡な日常」「アマガミサマ」など。
なるべくなら売りたくはないんですけどね、あまりに本を持っているとこれから先邪魔になるだろうと思いまして(まだ大量にあるんです)。
でも30冊程度売って2600円と言う結構な値段になったので嬉しかったです。
ただ、

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道はこのありさまでしたけどね。天気も大雪。
足跡は消えてるし、わずかな跡も大雪のせいで見えないんだもの。マスクもびっちゃびちゃ。
思い立ったが吉日」をそれなりにモットーにしている私ですが、今日は完全に吉日じゃありませんでした

そしてそのあとちょっと離れた(徒歩20分)コメダ珈琲店へ。こうでもしなきゃコメダに行く機会がないので多少無理して行きました。

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手で左部分が隠れてしまったのは無視して下さい。写真撮るのそんなにうまくないんだから。
食べたのは小倉トースト。名古屋近辺の名物ですね。その名の通りあんこの乗ったトーストです。
私はあんこが好物なのです。ちなみにつぶあん派です(こしあんも食べますけど)。
パンは2枚を半分に切った4切れで出てきたんですけども、あんこの量の多いこと
そして普通のバター(マーガリン?)もついてきますからね。ボリュームは結構あります。
もちろんコーヒーも頼みました。コメダのメニューはこういった甘いものが多いので、それに合わせてなのか結構苦かったように思います。
他にも「ピザ」「カツサンド」「フライドチキン」などもありました。

自分でいくつか行って分かったことなのですが、コーヒーチェーンは「コーヒー戦争」の記事で書いたように、種類は多いですがメニューに差があります。
大半のコーヒーチェーンは当然飲み物がメインで、軽食にケーキなんかがあるというスタイルだと思うのですが、コメダは食事が中心だなと思いました。量がすごいので。
なので個人的にはコメダは食事も兼ねて、それ以外のチェーン(宮越屋、星乃など)は飲み物目当てというふうに使い分けようかなと思いました。
ちなみにシロノワールは小でも結構大きいので気をつけましょう


さてそのあとはコメダの近くのスーパーに行ってゲームセンターに寄りました。
で最初にメダルゲームをやったのですが

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「カザーン」というボールを当たりの場所に入れて行くゲームなのですが、100円しか使ってないのに60枚当てちゃいました。
やっぱり「当たらなくて良い」って時に限ってこういうものは当たるんだなと思いました。まあ大型のやつできれいさっぱり使い切りましたが。
あと久しぶりにUFOキャッチャーをやりました。
それはカビゴンの人形だったからです。カビゴン結構好きなんですよね。かわいいし、強いし。現実にいたら100%飼いませんけど
ポケモンクリスタルでカビゴン人形が部屋に置かれた時、欲しいなと思いましたもん(一応現在市販されているのですが値段が結構するのと、サイズがでかすぎるという理由で断念しました)。

で結果を言うと2000円吸い取られました
コメダの飲食代を入れたら赤字です外出しなきゃよかった
UFOキャッチャーは貯金箱である」とは良く言ったものですね。




さて本日はまだ書きたいことがあります。話題もがらっと変わります
夕方に聞いて私はそこそこ驚きましたよ。「野中広務 死去」。
まあ年が92ですからね。しょうがないとは思っていたのですが個人的には「政界の黒幕的人物」とか呼ばれるような人はほぼいなくなったな、と思いました。
ちなみにそれに該当する人物で存命なのがもう一人います。中曽根康弘です。もうすぐあいつ100じゃん

さて政治家の話をするときには言うのですが、私は政治家としての功罪がどうのこうの言うつもりはありません。そんなの個々人の政治思想によりますし
政治家に限ったことではないですが、私は他人の人生とか歴史、実際の姿を知るのが好きなのです
そんなわけで野中については本を読んだこともあって、そこそこ面白いと思うのでちょっと紹介します
ウィキとか見ず、自分の記憶頼りに。なので「こんな人生送ったんだな」、という部分にだけ注目して下さい。
まあ淡々と説明しても面白くないのでたとえて説明するくらいのことはします。


野中はもともと京都の地方議員(町議会だったかな)の出身です。大学は出ていないので政治家としては割と珍しいタイプです。
で、京都は元々蜷川虎三と言う共産党の大物が支配している場所で自民党の力が及んでいませんでした。つまり野中は野党の議員だったわけです。落選の危機もありました。
でもそれを野中は長い闘いの末、府議になったり、副知事になったりとじわじわと力をつけまして、最終的には自民党支配に変えたわけです。ただどういう戦いをしたかは忘れました
まあプリアラでいうとビブリー倒したくらいに思ってもらえればいいです。それくらい何回も戦ったってことです。

それを見こんだ竹下登(DAIGOのおじいちゃん)に誘われ中央政界に活動の場をうつします。最初は当然見習い議員として色々な委員会に参加して勉強をするのですが、他の議員が委員会を結構サボる中、野中は真面目に出続けたんですよね。
その時に委員長だったハマコーこと浜田幸一に「野中君はきちんと毎回話を聞いている。よって野中君の案をきちんと聞いて実行するように。これは委員長命令である」的なことを言われます。そこでまあパイプが色々と出来て行きます。
ちなみにハマコーは「ヤクザあがり」を前面に出していましたが、確かどこかの獣医学部を出ていたはずです。エリートじゃねえか。
しっかり医者になってたら「ヤクザ医師(やくざいし)」になってましたね。


そして野中が力を発揮したのが自民党が下野した時代。他の自民党議員はずっと与党の議員として過ごしてきたのであんまり追求とかの仕方が上手くなかったんです。
そこで頭角を現したのが野中。野党時代の経験を活かし、「どこから手に入れたんだ」レベルの情報を駆使して攻め立てたわけです。これで野中の名は政界の中だけでなく、世間にも広まったと思います。「武闘派」と呼ばれるまでになりました。
情報で相手に打ち勝つという面では、プリアラではキュアマカロンに近いですかね

それに加えて「オウム真理教騒動」の際に国家公安委員長として、捜査の指揮にめちゃくちゃ力を入れたわけです。
本来だと警察で一番えら~い「警察庁長官」である国松長官と言う人が指示をするはずなんですが、なんと長官までもが標的にされまして、狙撃か何かされて重体の身となってしまっていたのです
その中で野中は代わりに指示を出しまして警察から「頼りになる長官」との評価を得てこれまた出世していきます。


そして野中が注目されるようになったのが小渕内閣の組閣。そこで官房長官となったのです。
野中は竹下の後を継いだ小渕恵三(ドリル事件で有名になった優子の父)の派閥にいました。そして官房長官になってくれ、と言われたわけです。
まあ官房長官は普通自派閥から出すのでこれは別におかしいことではありません。官房長官は女房役と言われるくらいなので総理の裏も表もよく分かっている人でなければいけません。
サトシがピカチュウを主軸に戦うことはあっても、タケシのイワークを主軸に使うことはないのと同じです

ですが小渕が総裁選に出馬した際、野中はそれを支持しなかったんですね。ライバルであった梶山静六という人物を推していたのです(回顧録には、梶山は経済についての発言がダントツだったからと述べています)。小渕に「降りろ」くらいまで言っちゃってました。そりゃ途中から従ったんでしょうけど。
余談ですがこの時梶山を支持すると言って、小渕派を抜けたのが当選一回目の菅官房長官です。当選一回目なのに野中から「菅だけは許さねえ!」と名指しで言われたそうです。
あんたも梶山支持だったじゃん

話を戻しますが、野中は最初色々理由をつけて断りました。「当選六回で官房長官は早すぎる」「小渕より黒田が好き」などを理由に。
ですが小渕は「ブッチホン」で有名なように、必要だと思った人物にはなんとしてでも協力してもらうという人。
嘘かどうか本当か分かりませんが「総裁室の床にひざまずいて」野中に懇願したんですね。
こうなると断りづらい。さらに親分である竹下が「あそこまでやってんだから協力してやれや」と来たわけです。
野中はとうとう「分かったよ!やりゃあいいんだろやりゃあ!」と官房長官を引き受けます。
当時既に72です(※官房長官は激務です、徹夜だらけ)
そして老骨に鞭うって働き、小沢一郎の自由党との「自自連立」を自らの意志を曲げて実現し(野中自身は反小沢)、その結果色々言われたりして、「もうこりごりだよ~!」と官房長官を辞任します。


そして次に野中が注目されたのが、小渕が色々あって死去した時。
この時に後継総裁を森喜朗(東京オリンピックの話の時によく出てくるゴリラみたいなおじいちゃん)に指名したと言われるのが当時権力を持っていた「五人組(詳しくは調べて下さい)」。その中に野中も入っていたとされています。本人は「いやいや!俺じゃなくて古賀誠が入るの!」的なことを本で述べていましたが。

まあそんなことは置いといて、結果的に野中は森内閣の幹事長になります。実質的な日本のナンバー2になっちゃいました
その間に加藤紘一と言う権力者(加藤派のボス)が「森なんかに任せられるか!」と「加藤の乱」というのを起こします。
この乱を簡単に説明すると「俺、自民党から離れて民主党とくっついて政権取っちゃうぞ?いいのか?の乱」です。インターネットでそんな世論もあって加藤は強気に出たわけです。
喧嘩無敗だったホストがちょっと分析を間違えて、亀田に挑んじゃったようなものです

しかし野中は選挙区をリストアップして「こいつ離党してもほとんどの選挙区、民主党とかぶってるじゃん!選挙で戦った後に連立なんか組めねえな!ウェーイwww」とすぐに判断し、「同調したやつ、おめぇの席ねぇから!(選挙で)」という「公認候補としない」などの圧力をかけて見事に潰します。見事な切り崩しです。
そして加藤はその激しい攻撃を受けて、協力してくれる人たちをまとめきれなくなっちゃいました。
ちなみにうろたえる加藤を見て、しらけきっていたのがこれまた菅官房長官です。

端的に言うと、加藤「えいえい、おこった?」 野中「おこった(激怒)」ってことです。
こんな感じで加藤は求心力を失い表舞台から消え、野中は引退するまで結構な権力を持ち続けたとさ。めでたしめでたし


ここまで書くと野中がめちゃくちゃ強くて怖いという人物になってしまいますが、大福が好きという一面もあったりします。…え?それじゃまだイメージが変わらない?
じゃあ適当にでっちあげましょうか
野中は酔ったら全裸になっちゃうタイプで、家でセーラームーンのコスプレをしていて妻にばれたり、すたみな太郎で友達に「抹茶アイスだから」と言って山もりのわさびを食べさせたりする人でした!!以上!!
関係者にばれたらやばいな、これ



さて、大分ふざけてしまいましたがこんな感じで色々とすご腕だったわけです、野中は。一言で表せないようなエピソードもたくさんあります。
こんな政治家が世を去ってしまうのはひとつの時代の終わりだなと感じさせられました。
皆さんも興味があったらネットや本で調べてみて下さい。
こうやって「人について知る」って面白いですよ。



野中のことについて書くのに3時間くらいかかってしまいました。